今年は毎回のように雨模様の週末、それでも何とか予定通り実施出来ている。　今回も何とかなると淡い期待をもっての実施。　「やめようかな〜」の気持ちがないわけでもないが、宿や車を予約してあるので行くしかない。　
郡山から車で移動中に見える磐梯山は頭に雲がかかっている程度、そして今雨は降ってはいない。　何とかなりそうな天気に声もはずむ。　だがふもとまで行くと小雨が降り出し、猫魔八方台駐車場に着いたら急に本降りとなった。　車中で朝食を摂り様子を見てスタートする。　かなりの雨で少々気おくれしながらも、傘をさしながら雨のブナ林を行く。　硫黄のにおいが鼻をつきブナ林を抜けると中ノ湯の広場に着く。　再び、樹林帯に入り弘法清水への急な道を山腹をまくように登って行く。　やがて二分する道を左へお花畑経由で弘法清水小屋に着く　。この頃には雨も上がり、気を良くして最後の急登にかかる。　足場の悪い道から灌木帯を抜け岩のゴロゴロした山頂に着く。　往路を戻り弘法清水を左へぐんぐん下って行く。　途中、右手の展望地に寄り、眼下に五色沼が広がる眺めを楽しむ。　足早に車に戻り、今宵の宿に向かう。　気になる明日の天気は大丈夫そうで、安心して床に就く。　
朝、天気は上々、猫魔八方台駐車場は朝日を浴びながらの出発となった。　本日最高峰の猫魔ヶ岳まで足取り軽く順調に登って行く。　猫石を経てから雄国沼までは長い。　だらだら坂を下り小さな沢を何度も渡り、飽きたころようやく護岸の土手に出る。　湖畔を覗こうと足を踏み出すと蛇がうじゃうじゃいる。　日向ぼっこらしく、人間の気配を感じてか次々と地中の穴（巣？）に潜って行く。　直ぐ先のハイカーで賑わう雄国休憩舎で昼食を摂る。　湿原遊歩道を一周して、車道を二子山下に向かう。　暑くて日傘をさし、花を探しながら歩いて行く。　廃道となった草ぼうぼうの林道をしばらく進み、ようやく登山道になるが、まだ先は長い。　「雄国沼一周と聞こえはいいが、なかなか大変だな〜」を実感する。　厩岳山の分岐あたりでパラパラ雨が来て、往路に通った猫石で本降りになる。　めまぐるしい天候に翻弄され、日傘が急遽雨傘となったりして。　雨にはしっかり降られたが、往路の戻りで様子がわかるので安心して、ゆっくり落ち着いて下山できた。　　
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