今回は正真正銘のＤコース、一般のハイカーなら丁度良いコースだが山歩きが目的の我々には少々物足りないコースとなりそうだ。
バス停を下り,、車道から裏道を進み披露神社で安全祈願をすませ、先ずは大崎公園に向かう。　公園手前の高級住宅地は「一般車進入禁止」の柵が施されている。　この住宅地は超高級住宅地で何でも　ユーミンやソニーの会長の邸宅があるとかで、広い敷地に豪邸が建ち並ぶ。　晴天のうららかな陽気もあいまって、外国のリゾート地のような雰囲気に思わず「すっごいね～」の声。　大崎公園は海に突き出た岬の山頂にあり、富士、伊豆、箱根、三浦から大島を一望できる湘南随一の景勝地。　明光風靡そのものという爽快感を肌で感じることが出来る。　公園を散策し泉鏡花文学碑を眺め住宅地に戻る。　住宅地は犬の散歩以外に人影はなく、散歩の人に「こちらにお住まいですか？」と聞いてみたが「とんでもない、ちがいますよ」の返事だった。
披露山は一帯が公園となっていて、猿園、水鳥園などがありミニ動物園のようにもなっており、園児の団体の嬌声が聞こえる。　公園脇の山道を下り「不如帰のヒロイン片岡浪子」にちなんだ浪子不動に下り、海面に建つ不如帰の碑を見て逗子海岸の浜辺に出る。　
ウインドサーフィンが浮かぶ波打ち際を、登山靴を履きリュックを背負い２０人からの高齢者が歩く姿はどう映る？なんて、少し面映ゆい気持ちも潮風が何とも気持ちが良い。　文学記念の碑「太陽の季節」から車道を経て徳富蘆花にちなんで作られた蘆花記念公園に着く。　ここまで公園と砂浜歩きでようやく山歩きとなり、公園裏手から桜山古墳群へ階段の坂道を登って行く。　１９年前、なだらかな丘の上に発見された桜山古墳は１号、２号とあり１号は現在発掘等保存作業が行われている。　桜山住宅にいったん下りてサッカーの岡田監督の家の脇から再び山道に入りなだらかな細い山道を下る。この道は地震避難路に指定されており歩きやすく手入れがされている。　青々とした竹林の脇を抜け住宅地の車道に出て、くねくねと裏道を辿り京急逗子駅に着き解散とした。　
やっぱりちょっと物足りなさを感じた　Ｄコース　だったかな～で、遠路はるばる来た人には、申し訳なかったな～の思いが残った山行でした。