いつもの山歩きからちょっと目先を変え、最近評判の小網代の森から黒崎の鼻までの磯歩きとした。　小網代の森は多様で貴重な自然環境と、源流から海岸までの「流域」をまるごと保全した稀有なところ。　黒崎の鼻は海に突き出た好展望の岩頭。　今回は三浦半島の見渡す限りの丘陵に広がる野菜畠の絨毯を眺め、黒埼の鼻までの砂浜と岩稜の磯歩きを楽しむコースとした。　三崎口駅からバスを利用、引橋で下車し小網代の森に向かう。　昨年一般開放された木道の散策路は快適そのもの。　山、川、谷、湿地、草原、干潟をひとつひとつ監察するように眺めながらのんびり歩く。　青空のもと日差しとそよ風を浴び、爽快な気分を体感する。　アカテガニ広場は小さなカニはいたが、アカテガニには会えず、どうも冬眠に入ったらしい。　　北登山口の急な樹林帯を抜け、丘陵地帯に出る。一面の野菜畠が広がり、その先に海が見える素晴らしい眺めに「ほお～いいね～」の声があがる。　三浦大根やキャベツ畠の絨毯の間を縫うように抜けほどなく海岸に出る。　砂に足を取られながらも波打ち際を波と戯れながら歩いてゆく。　砂浜がおわり岩場に変わったところで昼食にする。　「潮が満ちてきているよ」で各々場所を決め腰を下ろす。　気持ちの良い潮風に吹かれながらのんびり食事をする。　満ちてきた潮でやむなくヒラリ？とジャンプしたりしながら黒崎の鼻に向かう。　三方がストンと切れ落ちた、高い岩頭に登り黒崎の鼻に立つ。　風は強いがスカッとする気持ちの良い眺めが広がる。　記念写真を撮り、眺めを堪能し帰路に着く。　胸までの草やススキを掻き分けたり、波の引く瞬間に「えい！」と渡ったり　楽しい磯歩きの１日でした。