今回は高水三山のひとつ惣岳山とした。 おなじみのコースなので登ったことのある方が多いと考え、敢えてあまり歩かれていないコースを選んだ。 ミニバリエーションとは、藪漕ぎも少々、殆ど歩かれていない道も少々、そして踏み跡薄い道を辿る。 いつもの一般コースとは一味違う山歩きなのです。 注意をしながら緊張感を持って歩く面白さと、達成感を楽しむ”いろいろあるコース”という事です。 ただ、「こういうルートは嫌い」という方もいるので少々気になるところでもありました。
スタートは軍畑駅、登りは平溝尾根を登り、沢井尾根を下って軍畑駅に戻る周回ルートを設定した。 いろいろあって、１５分遅れのスタートとなる。 車道を南へ少し下り、右に折れ踏切を渡り東光寺に着く。 境内の横を抜け、裏山の植林帯を登って行く。 稜線の良く歩かれて入る尾根道を北に向かう。 歩きやすいが所々に急登のある道をゆっくり登って行く。 何度か送電線過ぎたあたりから踏み跡のない山腹の道にかかる。 「歩きにくくて怖い」の声があり、今日のルートの変更を考える。 小さなピークをいくつか越えて行くと、最近伐採され、前方の展望が大きく広がるピークに出る。見事なまでに林が消え、草一つ生えていない山肌がむき出しになっている。 一度大きく下り、ヤブっぽい急坂をくねくねと登って行き、稜線の尾根道に出る。 山頂手前の雑木林の中を突っ切り、青渭神社の建つ惣岳山の山頂に着く。 下山は関東ふれあいの道となっている一般登山道を下る。 下山道は、登りで歩いてきた落ち葉の絨毯のようなに、ふかふかの道を歩くという訳にはいかない。 多くの登山者で踏み固められた巾広い道を、よもやま話を楽しみながら、御岳駅まで下った。 初めてのミニバリエーション、結果としては下山を一般道にして良かったようで、今後のルート設定の参考になった山歩きとなった。
