大楠山は神奈川に住んでいる人なら誰でも一度は行ったことのある三浦半島の最高峰の山。　コースも5つほどあり、手軽なハイキングコースとして、何時行っても、子供から熟年までのハイカーで賑わっている。　私としても相性の良い山で、この２０年くらいの間に６－７回行っているが、晴天以外の記憶はない。　
ＪＯＹ山行でも　低山、里山では、ここ５～６年は行っていないので、比較的歩かれていない湘南国際村からのルートで登り、下山は一般道から少し外れた樹林帯を歩き、前田川上流に下るルートを選定した。
逗子駅からバスに揺られ、葉山の先の海岸沿いにある久留和バス停で下車。　山側の車道をしばらく進み関戸川遊歩道に入り、日当たりの良いところで点呼、ストレッチ体操など準備を整える。　川沿いの遊歩道は良く手入れがされており、とても気持ちが良い。　日陰もこの時期とは思えない暖かさで爽快感さえ感じさせてくれる。　川の水は　まさに清く　水色に　澄んでおり、思いのほか水量が多く気持ちよく流れている。　子安の里に向かう遊歩道を右に分け、湘南国際村の一角に入り遊水池の横を抜け川沿いの道を進む。　遊歩道が終わり住宅地への大きな長い階段を登り、途中で右に折れ高台に出ると　富士山が顔を見せる。　前方にゴルフ場が見え、その先に大楠山山頂の螺旋階段のある展望台が見える。　なだらかなアスファルトの道をのんびり下り、ゴルフコース横の山道の階段にさしかかる。　たいした事はないが、登り一辺倒の、今日一番の急登となる。　彼方まで続く階段の先は出来るだけ見ないようにゆっくり登りつめると、桜並木のなだらかな山道になり、まもなく山頂への階段にぶつかる。　山頂は大勢のハイカーで賑わい、昼食を楽しむ嬌声が飛びかう。　昼食と展望台からの３６０度の眺めをたっぷり堪能し、下山にかかる。　通信中継塔横の満開の菜の花畑は、ほんわか嬉しい気持ちにさせてくれる。　前田橋への一般道を左に分け、そのまま樹林の中の山道を下って行く。　あまり歩かれていない静かなルートが大好きな私はわくわく気分になる。　ちょっとヤブっぽくいくらか急な山腹の道はやがて前田川に突き当たる。　自然のままに近い沢沿いの道はそれなりに楽しい。　竹やぶをくぐりぬけ車道をしばらく進み、一般道に合流し前田川遊歩道に入る。　飛び石や木道を楽しみながら川岸をたどり、再び車道に出て「番号をとり」「お疲れ様でした～」で解散し、すぐ先の前田橋バス停より逗子駅に戻った。　好天に恵まれ、陽だまり山行をたっぷり楽しめた一日でした。